reinalogue 楊名時太極拳と日々雑記 楊玲奈

4月29日火曜日　10時半スタート

いつものさるすべりの辺りです。のんびり集まって太極拳します。
どなたでもどうぞ！
経験、流派など問わない楽しみのための集まりです。
最近は初めてご参加の方も増えて出会いがうれしいです、どんなもんかな、という方もものは試しでぜひどうぞ♪


翌日日曜日はあいにくの雨。というか、前日の研修会では降らずにお天気がもったのが、僥倖だったのでしょう。太極拳の集まりではだいたい天気に助けられます。「本日は晴天なり」が自然なことになっていて、私は旅支度に雨に備えるというアタマもなかった...
宿にこもっていたいほどの降りでした。
傘を借りて街に出る。電車好きの息子を思って駅に立ち寄り、

そこからタクシーで世界で二番めにおいしいコーヒー！と勧められたコーヒー店へ。
ちょっと休憩してから近くの立寄湯に行きましたが、ラッキーなことに貸切りでした。が、雨のせいか露天で湯温ぬるめのお風呂はなんだか、６月のプールみたいというか、ちょいさむい...
屋内の湯溜まりに身を潜めるようにして過ごしました。
しかし、気軽にほんとうの温泉を楽しめるのはさすがおんせん県。うらやましいぞ。
そして、師範科の先生方とお昼をご一緒すべく、亀の井別荘へ。午前中のソロ活動はコーヒー、温泉、お昼と完璧な動線でした。

湖のそばに広がる世界です。鍵屋さんという売店からして素敵なものがたくさん並んで楽しい空間。待ち合わせの鍵屋さんで先生方に会うとキャッキャされています。買いたくなるものがたくさんでうれしくなっちゃったわぁ♡って。今日のお昼をどこでとるか、師範科の先生方が予定してくださっていました！私は便乗で楽しい先輩方に混ぜていただき光栄でした。（で、この辺りで気がつくのですが、雨の中湯上がりを歩いて来たのに、体はじんわりぽかぽか。お風呂では鳥肌を立てるほどだったのですがこれが温泉の実力かーー！）

これまでにも、中国の旅や箱根の合宿などご一緒させていただく機会はたくさんありましたが、今回のように一人で先生方に同行させていただいたのは初めて。とっても楽しかったのです。
で、何がすばらしいのかな、って考えてみたのですが、先生方は楽しむことにとても前向き、そして誰かと一緒に過していても、決して無理をしたり不本意なことをなさらないというか...
気遣い、というようなゆるりとあたたかい感じでもなくて。私はこうしたいわ、あなたはこうしたいのね、というのに本当にご無理のない感じがさわやかなのです！
こういうことって、かっこいい。

太極拳にはよいところがたくさん。その中には、なかなかまみえる機会のないたくさんの世代の人と場をともにできることもあります。今回の九州ブロック大会では、初めてお話しする各県の支部の先生方がいらっしゃいました。それぞれに名時先生との太極拳の思いを大切に、ご自身の場所を拠点に仲間を育ててこられた方達です。暖かく迎えていただいたことに感謝、そして、旅の場面を通じて楽しい時間をご一緒させていただき、とても光栄でした。


さて、完璧な雨降りの日曜日、盆地の湯布院は深い霧に包まれます。空港へつながる道路は通行止め。予定していたバスは遅延していました。宿からレストランへ向かうタクシーで運転手さんに勧められて予約の段取りをしていた先生方とご一緒に空港へ向かうことにします。なんでも親切な運転手さんが、通行止めになっているから早めに移動した方が良いと教えてくれたとのこと。渡されたカードの番号に電話して食事が終わる頃にピックアップしてもらうことになったのですが、あら、迎えに来てくれたやさしそうな運転手さんは、駅から喫茶店に乗せて行ってくれた方じゃありませんか。湯布院、タクシーは何台もあると思うのですが、きぐうでした。
空港へ向かう道は、ほんとにほんとに真っ白で、どこか異次元に向かう道のように何も見えない状態でした。山の中ですからね、うねっている訳ですけど、カーブの加減も見えません、車が曲がると向こうにフォグランプが光っているのが見えたりね、ええ、とっても怖かったです。決して自分では運転できないと思いました。こうやってブログに書いていると、写真を撮っていないことが悔やまれますが、そんな余裕がないほど真っ白な世界を走っていましたね、舞台の上でたきすぎちゃったドライアイスくらい！！過剰にスリリングなドライビング体験を経て同行の先生方とは忘れがたい帰路になりました...親切な運転手さんに乗せてもらってほんとによかった！と偶然に感謝。

今回は東京の教室からも大分まで運んでくださった仲間がいてうれしいことでした！普段の稽古と、こういう、どこかへ出かける楽しみと、そこで一緒に過すことで深まるものと、旅っていいなと感じました。謝謝。

羽田に着いて、この二日間は父子二人旅をしていた夫に電話します。旅先から睦まじげな2ショット写真が届いて恋しく感じておりました。
先方がスピーカー受話に切り替えたのでおかあさん帰ったよー！と呼びかけると、ややあって
うわーーーーーーん！！！！
K太の泣き声が聞こえてきました。
一気にきゅーんとなりました。
ありがとうね！












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4月29日火曜日　10時半スタート

いつものさるすべりの辺りです。のんびり集まって太極拳します。
どなたでもどうぞ！
経験、流派など問わない楽しみのための集まりです。
最近は初めてご参加の方も増えて出会いがうれしいです、どんなもんかな、という方もものは試しでぜひどうぞ♪

さて、久しぶりの更新ですけど　、九州ブロック大会の話しからまいりましょうか！
大分県支部の10周年を記念して、湯布院で九州ブロック大会が行われました。
お声掛けくださった中溝先生、ありがとうございました。九州から大勢が集まる大会には初めての参加でしたので、とてもうれしかったです！


すてきな筆文字で書かれた大会記念幕です。大分県支部のマークは由布岳が陰陽ともえを成す背景に鶴が舞うオリジナルのもの。素敵です！
拳の字？？
ざんねん、大会の風景を撮った写真がないのですが、この日は長崎、福岡のお二人のかたの師範審査があり、私が研修を担当しました。

１０年の稽古の継続を確認する師範審査です。忘れがたいものになりました。
そして、見守る人は一緒にその場で呼吸をし、太極拳をするかのように心持ち、動きまでも体験するような気がします。
途中で確かにお二人の緊張がみんーなに伝わる瞬間があったのですが、その時、指導の先生が静かに先導されるご様子が目に入りました。すると、張りつめていた空気の中心は一瞬でほぐれて、太極拳はのびのびキラキラと、審査を受けるお二人がいきいきと動き始めて、おしまいにはみんーな良い演舞を終えたような、安堵が広がったのです。太極拳の心息動はその場をともにする人みんなに伝わるんだと、改めて感じました。
私ばかりでなく、きっとあの日審査を見守った人は、お二人のことを大〜好きな、そして、おめでとう〜！！という気持ちになったことと思います。私も初めてお会いしたお二人なのに、湯布院から帰ってもあの審査を思い出して何度か目頭が今もじーん、なのです。師範の審査では、いつも受験される方と先生との関わりに心を動かされます。審査の場では、稽古の継続の中に育まれる確かなものが、それぞれの方の積み重ねてきた稽古がたしかに顕われますね。
技量や達成度だけでは量れない、審査の意味を感じました。

研修では、名時先生が吹き込んだ、太極拳各式や稽古要諦の音声を聞いていただきました。声から、皆さんがそれぞれに教わったことをあらためて思い起こせたらなあと思うのです...で、そのためのCD付き本の出版準備中なのですが、ここに収めた　稽古要諦、太極拳術十要から、
沈肩垂肘、用意不用力　についてお話と、ちょこっと実技の研修をしました。
やっちゃいけないことをやってみよ〜、ということで、肩肘はって太極拳する先導をとりました。バッチリ動きにくさを感じていただけたかと思います？？？
（支部大会などでの太極拳の研修は初めて担当したように思います。これまで八段錦が多かったので...ですので、フィードバックをいただけると今後の参考となります、よろしくですよ）


研修会のあとは宿の能舞台で慧先生が記念の太極拳、すばらしかったです。
師範科の先生方とご一緒させていただいた湯布院の滞在も楽しくて、こちらは次回に！！















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