火曜、水曜の二日間で、恒例のコレクション秋の虫干しをしました。
二日にわたって、多勢の方がお手伝いに来てくださいました。
普段はみんなが稽古をする大稽古場に、ずらりと書軸を並べて半期に一度風を通し、防虫香をとりかえます。
人の手はすばらしくて、今回もとても順調に作業が進みました!!謝謝!
これまであまり開く機会のなかった大きな彩色画の軸も開いたことで、とても華やかな虫干しとなりました。
普段は巻かれ、箱の中で眠っているたくさんの書画。
広い道場にずらっと並ぶと、やはり、眺めてあげたいものだなと思います。
書から感じられる息遣い、中国の絵の色の鮮やかさ、名時先生はきっと多勢の人の心に触れてほしいと思っていたんだろうなと思います。
書や画に覚えのない私には、整理を始めた頃には達筆すぎて読めないものが多かったのですが、不思議と作品との逢瀬を重ねるたびに、言葉や、意味が飛び込んでくることがあり、なんともいえぬ愛着のようなものが育っています。
お茶席に軸をかけて、その一期を楽しむように、太極拳をしながらも心に映るものを感じられる空間を作っていきたかったのかなぁなどと、想像しています。
展示室のケース内も新たに作品の入れ替えをしました。
やっぱり作品も、場を得て輝きを増すものですね!
雰囲気も新たになった展示室の空間もすばらしいものです。
どうぞ、ご覧にお越しくださいね。
最初の写真は呉友如の上元節にゲームに興じる宮中の女性を描いた絵からの一部です。
ほんとに、美しい!